朝日縦走と登山道整備
日程:10月7日~10月9日
メンバー:佐藤辰、鈴木
7日の出だしから大雨で、小降りなった10時過ぎから登山開始。傘を差したり雨具を着たり脱いだり、なんとも忙しい。
午後3時天狗小屋到着。時間的に何もできないので大休止とする。
この日、8の字縦走した愛知県の単独女性と話しをすることができた。失礼ではあるが私より年は先輩で、1日で天狗小屋→出谷川→オツボ峰→以東岳→狐穴→天狗小屋を回ったというからすごいではないか。オツボ峰と出谷川間の整備がなされたことで、ここを回る8の字縦走する登山者が増えたことは、整備した当山岳会としてもとてもうれしいことだ。
翌日はブナ大木の倒木処理と登山道湿地対策で、土嚢を設置したり草刈をしたりで作業を実施。また小屋閉め準備などで一日終了。最終日9日はのんびりと下山となり、出谷川での舞茸採りはおあずけとなった。(記録・写真:佐藤)
町民紅葉月山登山 10月1日
参加者:会員は遠藤他2名 一般参加者柳井さん他6名 ベトナム実習生9名 合計19名
庄内月山地区の天候不順から、当初予定されていた羽黒側からの登りを西川町姥沢からに変更。今回【町民登山】との取組みから総勢19名の参加があった。西川町のベトナムからの実習生9名の参加もあり、楽しい雰囲気からの開始となった。西川町間沢午前7時、マイクロバスにて出発。
姥沢駐車場からリフト乗り場に移動。駐車場付近は太陽も顔を出し、山肌をきれいに染めていた。リフトを降り歩き始めると、天候も下り坂。周囲を真っ白なガスで覆い尽くされ、向かい風を受けながら黙々と歩く。牛首からの登りからは強風とガスの中を必死に歩いた。ベトナムからの元気な女性たちはかわいいリックを背負い、運動ズックでの歩き。ここから気温も下がり、強風も重なりとても寒い中ではあるが、彼女たちはしっかりと歩いてくれ、とても頼もしく感じられた。
11時に山頂神社に到着。強風を避けるため神社の石塀で囲まれている祠広場で昼食。ベトナムの女性たちは自分で調理したお弁当を持参。楽しい会話をはずませながら懇談。とても周囲を明るい愉しい雰囲気にしてくれた。ベトナムの昼食料理の作り方を質問したり、とても和やかな中での昼食だ。
昼食後、強風の中下山開始。ベトナム実習生は同じ来た道を選んで下山。町民登山者は姥ヶ岳コースを歩いた。山頂までゆっくりとしたペースでミヤマリンドウ、ハクサンイチゲ、深山キンポウゲなど花を観賞しながら楽しんだ。姥ヶ岳山頂から下山すると天候も回復し、一面山肌は黄色の草原に広がりを見せた。リフト付近には先に帰ったベトナム実習生の姿が見えた。合流しリフトで登り口まで下りて午後2時。思ったより早いコース時間となった。
迎えのバスで間沢出発地点までもどり、解散となった。とても興味深い、愉しい町民登山であった。(文、写真:遠藤)
メンバー:佐藤辰、佐藤明
行程:9月16日(土)7:30寒河江IC→新潟市→小出IC→17:00国道352号線枝折峠途中(泊)
9月17日(日)4:20銀山平白銀の湯駐車場シャトルバス→枝折峠登山口4:50出発→6:40道行山→8:00小倉山→10:30駒ノ小屋11:00越後駒ヶ岳山頂→12:00駒ノ小屋(泊)
9月18日(月)6:30小屋発→8:50道行山→(道行コースで下山)→(銀の道)→白銀の湯駐車場10:45→白銀の湯で入浴→17:50寒河江IC
決して楽な山ではありませんでしたが、天気に恵まれたこともありますが、また行きたくなるとてもいい山でした。
17日朝3時起きして登山口の枝折峠に行きましたが、駐車場はすでに満杯。駐車場の係りの人のアドバイスに従い、麓の白銀の湯まで下りてシャトルバスを利用。
枝折峠は滝雲・雲海ウオッチングの名所。いたるところにカメラを構えた人たちや家族連れが東の空を眺めています。途中にある「よく見られる条件」掲示板によれば、①早朝②晴れの日③前日からの気温差が大きい④適度な風がある そして運 とあります。この日はまさにこの条件ぴったりの日。登山客よりもウオッチングの人が多いみたいです。
ビューポイントで滝雲・雲海そしてご来光を楽しみました。湧き上がり、流れる雲は、見事でした。
登山道は丁寧に整備されていました。とても歩きやすい。小屋で管理人に聞いたら、日陰になるように道ばたの木の切り方も工夫しているとのことでした。
前駒で一服、小屋に着いて一息ついて、水場にビールを冷やして山頂へ。山頂からは、越後三山の中ノ岳、険しい岩尾根の八海山、遠くに平ヶ岳などが見えます。
爽やかな風が吹いて、見渡す限りの青空。トンボと一緒にずっとここにいたくなります。
水場は小屋から3分。夜はキムチ鍋。小屋で向かい合わせになった白河山岳会の女性2人と、管理人のおじさんも加わっておしゃべりしながらおいしい夕食。
翌日は6時50分小屋発。枝折峠には戻らず、車のおいてある麓の白銀の湯につづく道行山コースで下山。急坂ではありましたが、ブナ林の快適な登山道でした。林道に出てから、銀の道コースに入って、白銀に湯駐車場に10時45分着。共同浴場前にある「荒沢岳の水」の冷たくておいしかったこと。格別でした。
辰彦さんにはいろいろとお世話になりました。今年の秋、とてもいい思い出を残すことができました。ありがとうございました。(文:写真 佐藤明)
期日&メンバー:一回目 7月21日~23日 武田
二回目 8月9日~13日 佐藤、柴田、守口、奥山、前川、梛橋、柳澤7名
長年未整備のため草木に覆われ廃道寸前となり、遭難の危険も増していたオツボ峰~出谷川の登山道。2021年から西川山岳会を主体にボランティアの協力を得ながら整備を進めてきて今年で3年目。この登山道を再び荒廃させないため、ヤマップからの支援もいただきながら整備を継続して行きます。
今年は7月の海の日を予定し準備を進めたが、大雨のため延期。翌週に一回目、8月お盆に二回目で実施した。一回目は武田さんが明光平に幕営し、上部の笹帯を刈払い。一人でテント・水・機械・燃料を担ぎ上げる!二回目は下部の灌木帯を草刈機、チェンソー、手鎌などで整備しながら下降。15時無事出谷川に降り立ち、整備を完了しました。ご協力くださった皆さんに感謝です!
(文:佐藤 写真:前川、柳澤)
二回目のメンバー 以東小屋にて
期日:8月5日
至仏山登頂メンバー:木村正信(CL)、伊藤加、木村京、布施(SL)、鹿野、武田
行程:尾瀬高原ホテル6:45→バス移動→鳩待峠7:54登山開始→山の鼻8:50→昼食12:36→至仏山山頂14:01→小至仏山15:03→途中雨→鳩待峠17:48登山終了→バス移動→尾瀬高原ホテル18:00
登山開始から30℃以上の酷暑との闘いと小至仏山を過ぎてから強い雨に見舞われ、予定時間を大幅に超過しての山行となりました。至仏山2,228mの標高を《ふーふーやっと着いた至仏山》と覚えるように山の鼻のビジターセンターで教わった。山頂までの急登続きで、全員まさに文句通りのフーフー言いながら、何とかやっとたどり着きました。
登る途中の雄大な尾瀬ヶ原と燧ヶ岳と草花を眺めながらのキツイ山行は、記憶に強く残る至仏山となりました。
某女子が言われた言葉が印象に残りました。「今回のようなキツイ山登りは、お産と同じで終わってみればすっきり」とのこと・・・。(文:武田 写真:伊藤)
尾瀬ヶ原湿原散策メンバー::佐藤辰(CL)、安孫子、後藤、荒木、黒坂、国本、秋葉、奥山
行程:鳩待峠8:00→山の鼻(ビジターセンター)9:00→牛首分岐10:30→竜宮11:00→見晴12:00→東電小屋14:00→山の鼻15:00雨で待機→鳩待峠17:15
期日:6月30日~7月1日
メンバー:佐藤辰、柴田、佐藤尚、上野、近野、佐藤節、蒲生、木村夫妻、高原、佐藤明、丸川、後藤、草薙、五十嵐、前川 16名
当日組:板坂、宇野、有路 3名
バスを降りた途端、雨模様となってカッパを着る。と、これが暑い。汗だくになりながら本道寺の高清水コースを登る。ここは地元で3年以上かけて整備をした、まさに歴史の道復活である。
1時間もすると、後発隊が近道をかけもう追い着いた。今回は先発隊は人生を重ねてきた者たちで編成。(要はゆっくり隊)
姥婆像を過ぎ、岩根沢コースとの合流点を過ぎれば、いよいよ現地調達の道となる。筍やイワダラ、クワダイ、ユキザサなどなど。大体、山開きの目的はほとんどこれだからね。故渋谷さんの山菜畑で休憩の後、少々荒れた登山道を上ること1時間。ようやく横道に来てほっとする。
残雪の横断にヒヤヒヤしながら、清川行人小屋着。びっしょり濡れた服を着替え、全員で山菜仕分け作業開始。
山菜特に筍のむき方も人それぞれ。一番簡単で、楽なむき方は、やっぱり自分のやり方というのが会員らしい。ところがお湯を沸かしてゆでようとするが、ストーブが燃えない。小屋中煙が立ちこめ、「これじゃ人間燻製だ!」と草薙叫ぶ。煤が原因とわかり、やむなくスト-部解体、清掃、再組み立てと相成った。火も順調に燃え、料理も始まれば、やることは決まっている。月山山開き前夜祭である。大いに盛り上がろうと思っていたが、気づいたら寝ていた。
翌1日は、山開きの後の直会が気に掛かり、そのためには姥沢発バス時間に間に合わなければならない。ということで、6時30分、当初の計画通り出発。今年の大雪渓は少なくて、かえって登りずらいが、何とか山頂のクロユリに今年も会うことができた。お参りもそこそこに、下山開始。牛首で当日組とすれ違い、「式典はよろしく」と頼んで、姥沢へ急ぐ。天気も回復し、視界も出てきた。リフトで降りればニッコウキスゲが迎えてくれ、余裕を持って町営バスに乗ることができた。さあ、風呂だ!直会だ!(文:佐藤辰、写真:佐藤尚)
期日:6月17日~18日
メンバー:佐藤辰、草薙、柴田、高原、佐藤節、大江、前川、羽田
当日組:板坂、宇野、木村京、木村正
前会長渋谷啓氏の慰霊登山を兼ね、朝日夏山開き山行が行われた。もう一年になるのかと感慨もありますが、まずは事故現場の淵で献花、黙祷。
寒河江山岳会の粕谷会長には、昨年の事故対応にあたってもらったほか、今回も現場の詳細について情報提供していただき、改めてお礼申し上げます。
久しぶりのブナ峠からの登山である。1時間もすると急登となり、ここからは快適なブナの道。古寺鉱泉からの合流する三叉路を過ぎれば、さてどこに出ているのか根曲り筍。今年は出が悪いようで、なかなか太くていいのが見つからない。それでも多数のメンバーが藪に入り、それなりの収量は確保。さあ、鳥原小屋で皮むきを早く!
鳥原小屋では地元朝日山岳会を始め、一般の参加者等を含め宿泊者は30人くらいか。志田菊広宮司も前泊し、夜は大いに交流を深めることとなった。ここでお世話になった朝日山岳会(佐竹会長)に感謝。当日は11時の式典の合わせ各行政組織や山岳会が集結。コロナ禍前と同等の賑わいとなった。当日組も含め小屋内で、前泊組の筍汁で昼食。もちろん車運転があるので当日組はアルコールなど一切持っては来てくれなかった!12時半過ぎには下山を開始。ブナ峠着午後3時。ご苦労様でした。
宇野さんには献花のための様々な準備。ありがとうございました。(文:佐藤 写真:前川、佐藤)
期日:6月11日
メンバー:石川慎、柴田、佐藤辰+アドバイザーS
奥山寺の岩場。話には聞いていたが一体どんな所か?難しいとの話題もあり、興味津々。
駐車場から10分も登るとその岩場は姿を現した。おお!なかなかだね。山形に住んでいながら見たことも無かったから新鮮である。一汗かきながら30分も登ると基部に到着。既に1パーティーが取り付いていた。岩場案内も兼ねてぐるっとまわる。ルートは数限りなくあるようで、2mも離れればすぐ別なルートが設定されてある。
まずは初心者のために5.10aにSアドバイザーがルート設定する。スルスルと登っていくので、以外と「登れるかも」と思ってしまう。トップロープを設定され、まずは柴田「行け!」と声かかる。出だしの一歩で苦戦。敗退。次石川行け、がこれまた1mで敗退。腕パンパン。
名前のとおりハードフリーの最難関岩場。アドバイザーS(彼女は5.13dを登っている)からもう一度登ってもらい、その動きを目に焼き付けてみる。再度チャレンジ。
しかし、石川2mで敗退。柴田3mで敗退。だめだぜこりゃ。試しているうち、小雨がパラパラ。雨になればこの岩場は登れないので、アドバイザーから「そのそろ終わりにしないと」と声がかかる。もう難しくて登れません。帰ろう。
しかし、多彩なルートが多いからか他に仙台を中心に4パーティーほどが来ていた。今日は雨の予報なので、これでも少ないのだそうだ。
参りました。石川の家からは近いので、ぜひ登ったぜとの報告を聞きたいものだ(文・写真:佐藤)
合同保全作業を9月2日、3日で開催決定
6月2日午後2時より鶴岡市「朝日中央コミュニティセンターすまいる」で、朝日連峰保全協議会第15回会合が開催された。
最初に西川山岳会の佐藤会長が代表に就任することが承認され、事務局の環境省羽黒自然保護官事務所から令和4年度の事業報告、令和5年度の活動計画の説明があり、提案のとおり承認された。
特に合同保全作業は西川山岳会の地元、三方境と中先峰と決まりましたので、山岳会員の多数の参加をお願いする。朝日連峰、飯豊連峰でのこれまでの実践活動は、近自然工法としてマニュアルも確立されてきた。ぜひ会員にもこの技術を習得してもらい、ボランティア活動の底上げを図りたい。
また、参加者数によっては、狐穴小屋、竜門小屋、以東小屋に分宿することもあるので承知を。
羽黒自然保護官から説明
山形県みどり自然課から説明
各団体から今年の事業計画を説明