竜ヶ池が二つ?! 御神渡りを体験

期日:4月29日(土)~30日(日)

メンバー:佐藤辰CL、佐藤明、駒沢、佐藤節、堺(岳友)

行程:29日 大井沢林道終点→南俣沢出合→焼峰→天狗小屋

30日 天狗小屋→竜ヶ池→南俣沢出合→大井沢温泉

 

まずは絶好の晴天となったGW初日の29日。極力荷物は少なくしようと皆で誓ってはみたものの、何やら重いよね。砂防ダム手前まで除雪がなされ、登山口の南又沢出合まではすぐであった。気温が高いこの頃だったので、雪が着いているのか?と心配もしたが、それなりの残雪があり、例年通り近道などもできるようだった。焼峰からのトラバースに入れば雪はたっぷり。ブナ帯の急斜面に用心しながら竜ヶ池の台地に到着。するとどうだろ、今年の竜ヶ池は雪面の中ではなく、ちゃんと出ているではないか。それも二つになっていた。これは珍しい。さっそく記念に真ん中を横断し、を真似て「御神渡り」をさせていただいた。大休止しながらのんびりと時間を気にせず登るこの楽しさよ。


竜ヶ池からも快適な雪面を、ロボット雨量計まで段傾斜を登っていく。大朝日からの稜線が左前方にドーンと見えてきた。何回見てもこの稜線は素晴らしい。雨量計からの斜面も太陽の光を満身に浴びて登る。もう前には今日の宿、天狗小屋が視界に入ってきた。粟畑まで登れば正面に以東岳が、その重量感あふれる頂を雲一つなく見せてくれる。やっぱり今日登って正解だったね。

天狗小屋に着いた!去年は屋根の一部が飛んでいたが、今年は異常が無いようだ。他に登山者もいないので、二階を大きく使わせてもらうこととし、堺さんが何の食材を準備してくれたのか、もう頭はそこにしか回らない。早く、早く。何を皆背負って来てくれたのだ。店を広げよう!夜は長いようで短い。寝床の準備ができれば、今回の懇談会の始まりだ。

翌日は予報通りの大荒れの天気となった。昨夜の天気祭りが足りなかったに違いない。コップに残っていた○○を飲みながら、これまた残っていた大きな肉をみんなでいただきましょう。外は風はゴウゴウ。雨はザーザー。出発時間を大きく遅らせた。

 


10時頃になれば、風も少し弱くなったので出発の準備を始める。全員カッパで身を固めて出発となったが、次第に天気は回復傾向。竜ヶ池までくれば上は脱いでもOKだ。焼峰では大井沢の集落も見えるようになり、ブナの新緑の美し感嘆感嘆の声も出る。バカ平では今日から縦走するパーティーともすれ違い、力のありそうな二人だから大朝日を越え、小国までは難なく行けるだろう。

我々は大井沢温泉に入浴後、始まったばかりの大井沢まる蕎麦をいただき、解散となりました。(文、写真 佐藤辰)